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建築パースの制作フロー

建築パースの制作フロー

i8 Studioが大切にする6つのステップ

建

築パースを外部へ依頼する際、「どのような資料が必要なのか」「どの段階で確認すればよいのか」「修正や納品はどのように進むのか」と不安を感じる方は少なくありません。完成度の高い建築パースには、制作担当者の表現力だけでなく、目的の整理、資料確認、途中段階での合意、品質チェックまでを含む一貫した制作フローが欠かせません。

本記事では、i8 Studioが建築パース制作で大切にしている6つのステップを、発注者側の確認ポイントも含めて分かりやすくご紹介します。

01
ヒアリング・要件定義ステップ 01

ヒアリング・資料共有

最初に、建築パースを「何のために、誰に、どのように見せるのか」を整理します。同じ建物でも、設計検討、コンペ、施主向けプレゼンテーション、不動産販売、広告など、用途によって重視すべき情報は異なります。

例えば、設計検討用では形状や空間構成の分かりやすさが重要です。一方、販売促進用では、ターゲット層に合った生活イメージ、素材の魅力、光や眺望の伝え方なども検討する必要があります。

この段階で確認する主な項目

  • 建物・空間の用途とプロジェクトの概要

  • 建築パースの使用目的と掲載媒体

  • 想定する閲覧者・ターゲット層

  • 必要なカット数、内観・外観の別、画像サイズ

  • 希望する雰囲気、時間帯、季節、参考イメージ

  • 希望納期と確認スケジュール

言葉だけでは表現のニュアンスが伝わりにくいため、参考画像には「どの部分を参考にしたいか」を添えると、方向性を共有しやすくなります。

内観イメージ
内観イメージ
外観イメージ
外観イメージ
02
3Dモデリングステップ 02

方向性確認・3D構築

方向性確認・3D構築

ヒアリング後は、提供資料を確認し、制作に必要な情報がそろっているかを整理します。図面同士の整合性、仕上げの指定、家具や植栽の資料、周辺環境の情報などを確認し、不明点や未確定事項を明確にします。

主に確認する資料

  • 平面図、立面図、断面図、配置図

  • CAD、BIM、SketchUpなどの3Dデータ(利用可能な場合)

  • 仕上げ表、マテリアル・製品資料、色指定

  • 家具、照明、植栽、外構、サインなどの資料

  • 敷地写真、周辺環境、眺望に関する資料

  • 参考画像、デザインコンセプト、ブランドガイド

資料が不足している場合は、制作側の判断に委ねる範囲と、発注者の確認が必要な範囲を事前に分けておくことが重要です。また、修正の対象範囲、確認方法、納品形式などもこの時点で共有すると、後工程を進めやすくなります。

03
アングル提案・選定ステップ 03

アングル提案・表現確認

確定した資料をもとに、建物や空間の3Dモデルを構築します。既存の3D・BIMデータを活用できる場合もありますが、建築パース制作に必要な精度や構造へ調整が必要になることがあります。

この工程では、建物のボリューム、開口部、天井、造作家具、設備、外構など、画像の基礎となる形状を整えます。細部の表現へ進む前に、主要な寸法、配置、空間構成に認識のずれがないかを確認することが大切です。

形状確定後の大きな設計変更は、アングル、素材、照明、周辺要素にも影響する可能性があります。設計が進行中の案件では、どの時点の図面を制作基準とするか、変更箇所をどのように共有するかを決めておくとスムーズです。

アングル1
アングル1
アングル2
アングル2
アングル3
アングル3
04
ビジュアル調整ステップ 04

ライティング・マテリアル調整

アングルが確定した後は、光の当たり方や素材の質感を作り込んでいく工程に移ります。フォトリアルな表現を目指す上で、ライティングとマテリアルの調整は仕上がりの説得力を大きく左右する部分です。

外壁の素材感、室内の木目や金属の質感、時間帯による陰影の違いなど、細部にまでこだわることで、完成物のイメージがより正確に伝わるパースに仕上がります。特に高級住宅や商業施設のプロジェクトでは、この工程にかける時間が完成度に直結すると考えております。

ライティングのイメージ
ライティングのイメージ
マテリアルのイメージ
マテリアルのイメージ
05
初稿レビューステップ 05

初稿提出・フィードバック

初稿提出・フィードバック

ここまでの工程を経て、初稿としてパースをご提出いたします。この段階で、お客様に実際の仕上がりをご確認いただき、修正が必要な箇所についてフィードバックをいただきます。

初稿で確認したい内容

  • 建物の形状、開口、家具・設備の位置

  • 採用したアングルと画角

  • マテリアル、色、照明、時間帯

  • 植栽、人物、車、背景などの演出要素

  • 画像全体の明るさ、コントラスト、雰囲気

  • 目的や掲載媒体に対して必要な情報が伝わるか

フィードバックは、複数の関係者からの意見を一度整理し、画像上の位置と希望する変更内容を具体的に示すと伝わりやすくなります。「明るくする」だけでなく、「窓際の床面を少し明るくし、木目が確認できる程度にする」のように、対象と目的を明示することが効果的です。

06
最終納品ステップ 06

修正対応・最終納品

修正対応・最終納品

合意したフィードバックをもとに修正を行い、最終レンダリングと仕上げを進めます。最終段階では、修正内容の反映だけでなく、画像の解像度、ノイズ、輪郭、素材の連続性、人物や植栽のなじみ方なども確認します。

納品形式は用途によって異なります。Web掲載や一般的な資料にはJPEG・PNG、印刷物には必要な仕上がりサイズと解像度に対応した画像データが用いられます。レイヤー付きPSDや3Dデータなどは、制作条件や契約範囲によって対応が異なるため、必要な場合は依頼時に確認しておくことが重要です。

納品前に確認しておきたい項目

  • 最終画像のピクセル寸法・縦横比

  • JPEG、PNG、TIFFなどのファイル形式

  • Web、プレゼンテーション、印刷などの使用用途

  • RGB・CMYKなどのカラーモードに関する要件

  • ファイル名、カット番号、納品方法

  • PSD・3Dデータなど、画像以外のデータが必要か

07
私たちのこだわりステップ 07

i8 Studioが制作フローで大切にしていること

i8 Studioは、建築パース・建築CG・CGアニメーション・BIM・VR制作に対応し、7年以上にわたり1,000件を超える建築ビジュアライゼーションプロジェクトに携わってきました。

制作では、単にフォトリアルな画像をつくることだけでなく、プロジェクトの目的と設計意図を理解し、確認すべき内容を工程ごとに整理することを重視しています。初期段階で方向性を合わせ、形状、アングル、素材、光、仕上げを段階的に確認することで、認識のずれを早めに発見できる進行を目指しています。

日本語でのコミュニケーションに対応し、日本市場向けの建築ビジュアライゼーション制作をサポートしています。なお、具体的な工程、確認回数、制作期間、納品データは、案件の規模、資料の状態、求める品質、カット数などによって異なります。

FAQ|建築パースの制作フローに関するよくある質問

建築パースの制作にはどのような資料が必要ですか?

基本となるのは平面図、立面図、断面図、配置図、仕上げ表です。加えて、家具・照明・植栽・製品資料、敷地写真、参考イメージ、3D・BIMデータなどがあると制作条件を整理しやすくなります。必要資料は建物の種類と表現範囲によって異なります。

図面がすべて確定していなくても依頼できますか?

相談は可能です。ただし、確定部分と未確定部分、制作側の提案に任せる部分を明確にする必要があります。制作途中の設計変更は作業範囲やスケジュールに影響する場合があります。

アングルはどの段階で決めますか?

基本的には3D形状を確認した後、素材や細かな仕上げを進める前に決定します。目的、見せたい建築的特徴、掲載媒体を踏まえて候補を比較します。

修正は何回まで対応できますか?

修正回数や範囲は、案件ごとの見積もり・契約条件によって異なります。設計変更と表現調整では影響範囲が異なるため、依頼前に確認方法と修正条件を共有することが重要です。

建築パースの制作期間はどのくらいですか?

建物の規模、カット数、資料の完成度、表現品質、確認・修正の内容によって異なります。希望納期がある場合は、資料の状態と社内確認に必要な期間も含め、早めに相談することをおすすめします。

JPEGやPNG以外のデータも納品できますか?

PSD、TIFF、3Dデータなどに対応できる場合がありますが、制作条件や権利・契約範囲によって異なります。必要な形式と用途を依頼時にお知らせください。

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